先日来院された飼い主さんに

「動物病院でも人間の薬を使うんですねー」

と言われました。

その飼い主さんは看護師をやられていて、自分が働く所で使い

見慣れている薬が当院にあった様です。

 ペットに使われる薬で『動物薬』と呼ばれる動物専用の薬は

ワクチン、駆虫薬を中心に動物病院で使う薬の3割程度かと。

じゃあ残りの7割は?

先の飼い主さんが言われていた通り『人体薬』と呼ばれる人間の薬です。

『動物薬』だけでは種類が少なく、日々進歩する治療には到底追いつきません。

又、マーケットが小さい為、製薬メーカーも『動物薬』として国の認可を

取ることは仲々出来ません。

その為、動物の体重や代謝分解能力を計算して『人体薬』を使っている訳です。 

獣医師が動物に対して『人体薬』を使用する事は、

特例使用として認められています。

(薬機法 第83条の3、4、5)

鏡どうぶつ病院