昔は手術で「結紮」と言う糸を使って結ぶ作業は基本中の基本なので、

何度も何度も繰り返し練習し素早く、正確に出来る様になる必要がありました。

今は動物病院でも多くの施設でシーリングデバイスと言う器械を使い、

結紮をせずに切除と止血が同時に出来る様になりました。

結紮は手作業ですからどうしても時間が掛かります。

これが無いだけで手術時間は大幅に短縮します。

術者にもワンちゃんネコちゃんにも朗報です。

また縫合や結紮の糸が生体内に残らないと言うメリットもあります。

縫合や結紮に使う糸は生体反応が起こりにくい様に出来ていますが、

時々シコリを作る原因になるからです。

 当院では11年前からレーザーメス

2年前からマイクロ波メスを使用しています。

使ってみると技術の進歩には頭が下がる思いです。

鏡どうぶつ病院