3月になると花粉の便りが届きます。

花粉に悩まされるのは人間ばかりではなく、冬季カイカイが落ち着いていたワンちゃんも

つらい季節が再来します。

犬アトピー性皮膚炎は室内のハウスダスト以外に屋外の花粉が原因で

身体にカイカイ、発赤等を起こします。

柴犬、フレンチブル、トイプードル、ウエスティなど好発犬種があり、

遺伝的な要因のため残念ながら完治する病気ではなく、

お薬やシャンプーや処方食で治療維持していく事になります。

後肢を使って掻く、噛んだり舐めたりを繰り返す事で皮膚は赤くなり毛は薄くなります。

何年も患っているワンちゃんの飼い主さんなら、またこの季節が来ちゃったなとなりますが、

初めてこの季節を迎えるワンちゃんの飼い主さんは

最近ナゼか痒がっていると感じる事でしょう。

前にも書きましたがアトピー性皮膚炎は治る病気ではなく、

将来に渡り維持管理が必要な病気です。

様子を見ても良くはなりませんので、皮膚の状態が悪くなる前に受診して下さい。

最近は従来のステロイド以外に痒みにだけ効き副作用の少ないお薬も出て来ています。

鏡どうぶつ病院